2017年11月13日

第49話「母チコちゃん高得点」

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今回の第三次遠距離介護ツアーの主目的は、介護認定区分変更訪問調査立ち会いだが、その前に、春に受診した神経内科を母チコちゃん(86歳)と再訪した。
前回の受診で医師がいうには、「認知症診断テストの結果もそんなに悪くないし、まぁ雪が降る季節になる前当たりに来てね」とのことだったので、約半年ぶりだ。
テストというのは、口頭で「今日は何月何日?」などというものと、立体図を実際に書いたりするものの2種類があり、それぞれ30点満点で、前回は20点ちょっとプラスという結果だった。
今回は、母がテストを受ける前に家族問診がある。
スタッフのオネーサンによばれて、ボクだけが別室に通される。
不在者投票で、選挙管理委員会の小太りメガネ男子と密室で二人きりになるのよりは、スタッフのオネーサンと二人きりの方が256倍は楽しい。
母チコちゃん(86歳)の日頃の様子などかなり細かい質問事項にこたえる形式で、思ったより時間がかかった。
問診が終わり、スタッフのオネーサンと並んで廊下を歩いているときにまた質問された。
「お仕事は美術関係ですか?」と。
どうもこれは母チコちゃん(86歳)に関するのではなく、ボク自身に対してのようだ。まぁ大きく言えばマンガ家も美術関係と言えなくもないが、いったいどういう意味合いでの問いなのかわからない。
「なんで?」と聞き返したら「オシャレだから」と返答があった。
その途端、ココロの中で爆笑してしまった。
なぜなら、この日の服装は前日にユニクロで購入したシャツ、カーディガン、パンツだったからだ。それというのも出発した時はまだ夏の名残りがある秋だったのに、父母が暮らすH県M市に来た途端、冬めいた秋になってしまい、薄物の着替えしか持参していなかったので慌ててユニクロに駆け込んで冬物を買ったのだった。
しいてユニクロ以外といえば、ニットのシマシマネクタイをしていたくらいだ。これとて果たしてオシャレといえるものなのかは、判断がわかれるところである。
そうこうしているうちに、母チコちゃん(86歳)のテストも終了。
結果はなんと前回よりもアップして高得点をたたきだしていた。あんなに日常的に物忘れがはげしいのにどういうことなんだろうか。
医師の診断では、現状では認知症とは断定できないようだ。
次回はいつ通院でしょうかと医師にきいたら「う〜ん1年後くらいに」とのこと。別に予約の必要もないし、薬も出ないので、極端なハナシ来たかったらきなさいよ、みたいなニュアンスも感じられる。
ということで、1年後はもっとオシャレして来ようと、固くココロに誓うのだった。
第50話につづく
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posted by ODA-SAN at 09:00| Comment(0) | 日記