2018年05月14日

第85話「二人セットからソロ介護に」

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東京から800キロ離れたH県M市で暮らす、わが父ハム夫くん(92歳)と母チコちゃん(86歳)の遠距離介護がはじまって9ケ月がたった。
当初は、二人をセットとして考えていたので、それぞれにケアマネをつけるよりも一人のケアマネのプランでいったほうがいいのではということになり、小規模多機能型居宅介護事業者と契約した。
この助言をしてくれたのは、地域包括支援センターの社会福祉士のTさんだったが、今回は彼の助言は受けられない。
彼からは先日、地域包括支援センターから突然解雇されたと電話があったのだ。父母の今後も気になるが、彼の今後も気になる。一体なにがあったのだろうか?この遠距離介護生活が始まって以来の一番の謎である。
それはさておき、この9ヶ月で二人の状況も変化したので、介護方針をそろそろ見直してもいい頃ではある。
そこで考えたのが父ハム夫くん(92歳)と母チコちゃん(86歳)をセットで考えるのではなく、ソロとして扱うことだ。長く一緒に活動していたバンドのメンバーがソロ活動を始めるようなものであろうか。
まずは、これまでより手がかかるようになってきている父ハム夫くん(92歳)が、もっと多様な介護サービスが受けられるようにすべく、区分変更申請をする。要介護認定訪問調査も、今回の第四次遠距離介護ツアー中にできるように手配した。
母チコちゃん(86歳)は今までのケアマネさんでいいとして、父ハム夫くん(92歳)対応の新しいケアマネさんをつけてもらうことにした。
さっそく顔合わせをして暫定プランを作ってもらう。
●通所介護(いわゆるデイサービス)
●ショートステイ(一時的施設入所)
●定期巡回訪問介護看護
介護用品(レンタル&購入)
以上の4本柱が中心である。
まずは介護用品を使うことからスタートして、ケアマネさんの提案で杖と靴を用意した。
杖と靴がすぐに届き、さっそく父ハム夫くん(92歳)に試してもらった。新しいものはいやがるかと思ったら、あにはからんや大好評であった。ハタから見ても軽くて持ちやすそうである。
杖を手にした父ハム夫くん(92歳)は「これは、ええの〜」とニコニコしている。
次は靴である。
介護用靴だからヒモで結ぶタイプではなく、脱着が簡単にできるようにマジックテープでバリバリとするものだ。これも気に入ったようでニコニコしている。
デイサービスでは、室内で履き替えるそうなので、色違いでもう一足注文した。
この他、トイレや浴室や玄関の手すり取り付けも新ケアマネから提案があったので、介護用品業者と打ち合わせもする。
父と母の介護ソロ新体制はなかなか好スタートをきったようだ。
今後はソロ活動にいれこみすぎてバンド解散などとならぬように、オーディエンスならぬ遠距離介護者は祈るのだった。
(第86話につづく)
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posted by ODA-SAN at 09:00| Comment(0) | 日記