2018年07月09日

第93話「謎の女子会」

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父ハム夫くん(92歳)と母チコちゃん(86歳)が暮らすH県M市への遠距離介護ツアーの合間で、二人の様子をさぐるには電話が一番である。カステラが二番なのかはどうでもよい。
来週からの第5次遠距離介護ツアーを前にして、近況を電話できいてみた。
最近元気?という定番に始まって、あれこれ話していると、毎回必ず出て来るのが「市の脳トレ教室に行ってきたよ」というエピソードだ
あまりにも毎回言うものだから、かえって不信感が募り市役所に問い合わせてみたら、たしかに以前は市が主催の脳トレ教室があったらしいが、今はないということだった。
それなのに、母チコちゃんは毎週第一水曜日と第三水曜日に行っているという。
行く時はバスで行く時もあり、調子がよければ歩いて行く時もあるという。帰りに疲れた時はタクシーで帰ることもあるという。実にリアルである。
でもそんな事実はない。
この母が言う「市の脳トレ教室」なるものについて、詳しくきくとメンバーの誕生会やら、お花見やら、はたまた廃線が決まって急に人気が出てきたJRのローカル線に乗りに行ったりしているという。全然「脳トレ教室」の活動ではない。
どちらかというと年輩者の女子会の活動ではないか。
こんなときはインターネット検索である。
とはいっても、こんなハッキリとしない状態で実態にヒットするのは至難の技である。そんな時は画像検索だ。
市の名称、脳トレ、誕生会、廃線などを検索ワードにしてサーチしてみる。
たくさんの画像が表示されるが、その中にバーさんたち数人が、誕生会とかいたカードを持った画像がいくつかあった。その中のひとつに母チコちゃん(86歳)の姿を発見した。画像の置いてあるURLを開いたら、なにかのサークルのサイトだった。主催者はさまざまな活動をしている人らしく、日々の活動をアップされているようだ。その中のコンテンツのひとつに、主催者のお母さんとその友達のグループでランチしたりするものがある。そのメンバーの一人が母チコちゃん(86歳)だった。断片的な情報をつなぎあわせると、このメンバーは以前に市が主宰した脳トレ教室での同期生だったようだ。脳トレ教室が終了したあとも交流が続いて、ランチしたり一緒にどこかに行ったりしているらしい。
まだまだ謎の多い女子会ではあるが、わが母チコちゃんが楽しんでいるのなら、それはそれでいいだろう。
(つづく)
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posted by ODA-SAN at 09:00| Comment(0) | 日記