2017年08月16日

第8話「介護認定訪問調査Face Time実況」

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遠距離介護には、遠距離ならではの工夫がいる。
今回はiPhoneのFaceTimeが介護認定調査の役に立ったというエピソード。
認定調査とは介護認定調査員が自宅に来て、これから介護を受ける本人に心身の状態を質問し、現状をチェックするものだ。
この調査と主治医の意見書を参考にして、介護認定審査会で最終的に認定が出て、その結果受けられるサービスが決まる。
ということは、この場で実際以上に悪い状態を演じれば、よりたくさんのサービスを受けられるのだろうか、などとくだらないことを考えていたら、介護認定調査員がやってくる当日になった。
本来ならばその場に立ち会いたいが、先日一週間も実家に滞在してその間まったく仕事をしなかった結果、そのしわ寄せでしばらくは机の前を離れるわけにはいかない。
幸いなことに、両親が二人で住む実家からクルマで1時間のところに妹が住んでいるので、現場から実況してもらうことにした。
そう、実況である。そこで登場するのがiPhoneなのだ。
FaceTimeのビデオ通話機能で認定調査をライブで見ることができたのだ。
音声はハッキリしないが、雰囲気は伝わってくる。
画面で見る父母はいつもよりシャキッとしている。
父などは、調査員の質問をさえぎり「お疲れ様でした、もうおひきとりください」などと場をとりしきっているではないか。
母も、調査員の「火の始末はできますか?」という質問に、「大丈夫!」と即答している。先日、鍋をガスコンロにかけっぱなしで、煙感知器が「火事です!」と連呼したのをきいて慌てたと言ってたのに。
おっ、画面スミには、いつもいろいろお世話になっている近所に住む親戚のS子さんの姿も見える。これからも度々登場することになるこのS子さんこそが、何をかくそう誰よりも現在の両親の日常をいちばん把握している人なのだ。
この日もノートを広げ、調査員にいろいろ情報を提供してくださっているようだ。母の鍋こがし事件もしっかり調査員に伝えてくれることでしょう。
二人合わせて約1時間の訪問調査は無事に終わり、認定結果は1ヶ月以内に郵送されるということだった。
郵送だって?何かいやな予感がしつつ、認定結果を待つ日々に突入した。
(第9話に続く)
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posted by ODA-SAN at 09:00| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
人は歳をとると、自分の老化を認めたくないのもですね。この介護認定という制度は、そのへんの年寄りの感情をうまく利用して、介護費用削減のための制度ということでしょうかね。
自分が介護認定を受ける時は、徹底して、ボケ老人を演じてやろうと思っているのですが・・・
Posted by シェー・アズナブル at 2017年08月16日 13:11
ボケ老人を演じられるうちは、まだボケてないと思いますよ(笑)。
でも、この介護保険制度、いろいろ言われますが、ないよりはあったほうがマシではありますね。
Posted by ODA-SAN at 2017年08月16日 14:56
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