2017年09月01日

第20話「成年後見人問題解決」

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今回の第二次遠距離介護ツアーの目的のひとつに成年後見人問題解決がある。
前回の第一次遠距離介護ツアーで、父ハム夫くん(92歳)のメインバンクに行き、見当たらないハンコの改印届けと、紛失したらしいキャッシュカード再発行を依頼したら「ご本人でないと手続きはできません、成年後見人ならできますが」という反応で、ひきさがったままなのだった。
父にこの件を話しても何の返事もかえってこない。
他のことなら会話が成立するのに、なぜか金銭関連のことになると貝のように口を閉ざしてしまうのだ。
このままでは両親の生活費をひきだすのもままならない。
とにかく現状を打破するため、妹U子の運転するクルマに父を乗せ、三人でカープ銀行をめざした。
しかし、銀行の駐車場に着いたものの、父は銀行内には入りたくないようでクルマから降りない。
やはり成年後見人手続きをするしかないのか。
しかたないのでボクだけが銀行内に入りこれまでの経緯を説明すると、スタッフの答えは明快だった。
「それでは私が駐車場に行き、お父様の意志を確認します」とキッパリ。
そういえば前回の介護ツアーで来た時にも「駐車場まで来ていただければ」と言われたような気がする。こういうシチュエーションはよくあることなのかも知れない。
以下、駐車場での会話
銀「お父様のハム夫さんですか?」
父「…」なんとなくうなずく。
銀「改印届けとカード再発行されますか?」
父「…」なんとなくうなずく。
銀「はい、ご本人の意志を確認いたしました」
ボクと妹「えっ!?」
この後は、再び銀行内に入って手続き完了、メデタシメデタシ。
あれだけ成年後見人に関する本を何冊も読んで、大変そうだけどこれも父のためだ、やってやろうじゃないか〜と思っていたのに、あっけなく解決したのだった。
こうして複数の書類に署名やら捺印する間、例の介護マークが入ったホルダーをさりげなくカウンターに置いていたのだが、銀行スタッフはチラッと見ただけで何の反応も見せない。
ケアマネさんとの打ち合わせ時にもそうだったが、この介護マークは世間に浸透していないようであった。
(第21話に続く)
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posted by ODA-SAN at 09:00| Comment(0) | 日記
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