2017年09月06日

第22話「書留を待つ日々」

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今回の第二次遠距離介護ツアーは、ケアマネさんとの打ち合わせに金融機関巡りとアグレッシブな日々が続いたが、うってかわって静かな日々が続くこともあった。
父ハム夫くん(92歳)名義の再発行されたキャッシュカードが簡易書留で届くはずなのだが、到着まで三日から一週間かかるとのことで、その間することはただ待つだけ。
しかも、ちょっと目を離したスキに父が受け取ったりしたら、以前の介護認定結果通知の時のように、またまたどこかにしまいこんで半永久的に出てこないかもしれないので、気が抜けない。
無事に受け取ったら、ひとまず通帳印鑑とも銀行の貸金庫にあずけることに、あらかじめ妹と相談して決めている。
そんな状態で、いつ書留が届いてもいいように受け取り用の印鑑をポケットに入れて待機していた。
何もしないで待つのは疲れる。
静かに一日が過ぎて行く。
四日、五日たっても届かない。
ずっと家にこもっているのも疲れるので、散歩がてら外に出たら、道の向こう側に郵政カブが停まっている。ダメ元で父宛に書留が来てないか配達スタッフに聞いてみたら、ボックスをあけて確かめてくれて、一通あるとのこと。
その場で免許証を出して見せ、ポケットに入れていた印鑑で捺印し簡易書留を受け取る。
しかし、路上でいきなり呼び止めた家族と言えども本人でもない人物に郵便物を渡してもいいのだろうか。それに、苗字は同じものの住所がちがう免許証が親子の証明になるのだろうか。しかもポケットからいきなり印鑑を出すのも怪しいではないか。
なにはともあれ、これで再発行キャッシュカードは無事に受け取ることができた。
と思って手にした封書を見たら、銀行からではなく保険会社からのダイレクトメールだった。
結局、再発行キャッシュカードが届いたのは数日後、帰京する前日だった。
今回利用したJRの往復キップの有効期間は12日間だったのだが、11日目にやっと届いたのだ。
順調にいっているようにみえて、実は薄氷を踏む思いの遠距離介護生活なのだった。
(第23話に続く)
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posted by ODA-SAN at 09:00| Comment(0) | 日記
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