2017年09月19日

第27話「詩的な医者」

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第一次遠距離介護ツアーから帰る間際に、母チコちゃん(86歳)の様子も変なのに気付き、脳検査の予約を入れたが、その後結果を聞かずにそのままになっていた。
母の話だと、自分一人で結果を聞きに行き「大丈夫です」と医師が言ったとか。
薬も出ていないと言う。
日常的に激しくもの忘れをしているのに、本当だろうか?
今回の第二次遠距離介護ツアーを終える日が近付いたころ、受診したクリニックにボク一人で出かけて医師と話すことにした。
その結果は「お母様は認知症ではありません」とのこと。
母よ、疑ってすまなかったの〜。
脳の写真やら、テストの結果も見せてもらう。30点満点で25点もとっている。
問題を読むと、数字を逆にカウントしたり、文字を関連づけて線を結んだりと、今いきなりボクがテストされても満点をとる自信はない。
医師の説明だと、ひとつひとつの作業は出来るが、何かしながら同時に並行してする作業がうまくいかない傾向があるとのことだった。例えば、単に野菜を包丁で切ることはできるが、並行して出汁をとり具材を用意するのは難しいだろうというのだ。それで実家に滞在した10日間で一度も食卓にみそ汁が一度も出なかったのも納得がいく。
今後はどうしたらいいかとのボクの問いに、とりあえず様子をみましょうと医師が言う。
じゃあ次の受診はいつですかと聞くと、医師はしばらく考えて「雪が降る前あたりにまた来てみてください」と一言。
妙に詩的な表現をする医師なのであった。
第三次遠距離介護ツアーは、その受診に合わせて計画をたてようと、iPhoneのカレンダーを見るボク。今度はどこに途中下車してから実家に来ようか、などと介護原理主義者が聞いたら怒りそうな考えが頭に浮かぶのだった。でも、あんまり禁欲的な介護生活も疲れるし、介護する方がダウンしたら、介護される人のためにもならないしね。
(第28話に続く)
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posted by ODA-SAN at 09:00| Comment(0) | 日記
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