2017年10月25日

第42話「情報共有は20世紀方式」

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遠距離介護は、実際に近くにいないぶん情報がより大切になる。
連日、父ハム夫くん(92歳)と母チコちゃん(86歳)に関して、キーパーソンたるボクのところにさまざまな情報がはいってくる。
情報の出所は、地域包括支援センター、市役所、介護事業者、かかりつけ医、民生委員、近所の人々などからだ。
これって、昔何かで習ったステークホルダーとかいうものでしょうか。違うかも知れないが、まぁ平たく言えば関係者ですね。
この関係者間で、情報共有ツールやアプリを利用すれば話は早いのだが、全然そうはいかない。
話が早いと言うより、遅い、遅い。
遠距離介護で、これらの人々と連絡をとりあうことが増えたのだが、一番頻繁に使われる手段は電話なのである。
21世紀に入ってからは公私ともにインターネットで事足りるようになっていたのに、電話、しかも固定電話にバンバン連絡が入って来る。もう何年も固定電話は使用していなかったのでそろそろ解約しようかとも考えていた矢先だったので、これにはビックリしている。
そう、遠距離介護の連絡手段は20世紀方式なのだった。
介護事業所とショートメッセージで連絡をとる場合もあるが、これも一台の携帯電話を共同で使っているらしく、なかなかケアマネ本人には連絡がとれなかったりする。
そんなわけで、両親の介護関連では、通常のメールやらLINEは使っていない。
唯一の例外が、近所に住む親戚のS子さん(75歳)で、LINEを使えるのでとても助かっている。
これらの人々からの情報をまとめて、一ヶ月に一度月例報告としてPDFを、実家からクルマで1時間の所に住んでいる妹にメールに添付して送っている。PDFにするにあたって一ヶ月分のメモを整理していると、ずいぶん前の出来事だと思っていたことが、ああこのトラブルは今月だったのかとびっくりすることもある。介護する方もされる方も時間の流れがこれまでの日常とは違っていることを実感するのだった。
この月例報告をいつまで続けることになるのか。
マンガの連載と同じで、急に始まり急に終わるかも知れないし、ダラダラと当人もビックリの長期連載になるかもしれない。作者急病により休載しますなんてこともあるかも知れず、先は読めないのだった。
第43話につづく
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posted by ODA-SAN at 09:00| Comment(0) | 日記
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