2018年04月09日

第80話「実家の法則」

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第四次遠距離介護ツアーで、父ハム夫くん(92歳)と母チコちゃん(86歳)が暮らすH県M市の実家に滞在している。
実家の3法則というものがある。
●その1、実家は寒い。
実家の所在地が北にあろうと南にあろうと、実家というものは、おしなべて寒い。
それでなくても今回の第四次遠距離介護ツアーは、日本中に大寒波が襲来した時期だったので、ことさらに寒かった。この法則は正しい。
●その2、実家の備品は壊れる。
第四次遠距離介護ツアーにやってきて、前回の第三次遠距離介護ツアー時とちがうところを点検してみる。
洗面所の流しにバスタオルが丸めてつっこんであった。
母チコちゃん(86歳)にきいたら、パイプから水が漏れるのだという。しかし、あちこち点検してみたところ、水が漏れているようにはみえない。なおもきいてみたら、ずいぶん以前にパイプが壊れて水漏れしたことがあったらしい。それなら今は大丈夫なんじゃないかと僕が言ったら、「また壊れるかもわからんので洗面所は使えんのじゃ」と母チコちゃん(86歳)。最近のことは全く覚えられないが昔起こった強烈な事柄に関してはよ〜く覚えている母だった。
台所からポタポタと音がする。
水道の蛇口のパッキンがだめになっているようだ。昔のタイプの蛇口ならパッキンを替えればいいのだろうが、最近のタイプは一体型みたいなものになっていて素人には手強そうだ。
それに寒波での水道管凍結防止の意味でも、ポタポタ水滴がたれていたほうがいいだろうと思えるので、今回はそのままにしておこう。
ふと見上げると天井の照明が暗い。
三個でセットになっている電灯のうち二個は点いているが一個はついていない。これは前回の第三次遠距離介護ツアー時にも気付いて、父母には言っておいたのだが、そのままにしていたようだ。物忘れのはげしい二人だから、このままでいくと、ある日気がつくと暗い部屋に呆然として佇む二人が発見されそうでこわくなる。グローランプを交換して原状回復。
リモコンの電池交換や、充電機器を充電する気も全然ない二人なので、ボクが遠距離介護ツアーで実家に滞在中はできるだけこのへんをメンテナンスしなければならない。
食器もやたらと欠けたものが多い。食器棚のガラス戸も割れている。コーヒーメーカーの容器も部分的に割れている。家中にたくさん置いてある時計もほとんどがとまっている。地デジ非対応のテレビも何台かある。実家の時間は数十年前でとまっているかのようだ。
備品ではないが、ゴミに関しても同様だ。
ゴミを分別して出すのは面倒なものだが、母チコちゃん(86歳)はそんなものは気にしない。そんなことではゴミ収集車が持って行ってくれないよというと、「そんなら庭で燃やす」という。いやいや最近は焚火しただけでも消防車が来るんだよとボクが言ったら、「だったら穴を掘って埋める」ときたもんだ。いったいいつの時代までさかのぼっているのだろうか、もうわけがわからない。
●その3、実家は蚊が多い
コレに関しては今回は紙面がつきたので、いずれ機会をみて次々回の第六次遠距離介護ツアーあたりで検証しよう。
(つづく)
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posted by ODA-SAN at 09:00| Comment(0) | 日記
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