2018年06月25日

第91話「久々の入浴」

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ニューヨークに行きたいか〜っ!」は、アメリカ横断ウルトラクイズだが、同じようなことを父ハム夫くん(92歳)にも言いたいと前から思っていた。
入浴したいか〜っ!」と。
だんだん日常生活の質を保つことが難しくなっている父ハム夫くん(92歳)だが、そのなかでも以前と大きく変化したのが入浴だ。
遠距離介護生活が始まって数ヶ月がたつが、ボクが見た限りでは、父ハム夫くんはシャワーを何回か浴びただけで、ちゃんと浴槽に入ることはしていないようだ。
しかし長い間入浴していないわりには不潔に見えないし、風呂に入らなくても死ぬことはないだろうが、やっぱり風呂には入ったほうがいいように思える。
そんなわけで、次回の第5次遠距離介護ツアーでは、なんとか入浴させたいと思っていたある日、妹U子からLINEで画像が送られてきた。
ボクと違って、実家からクルマで1時間のところに住む短距離介護者の妹U子は、夫妻で一ヶ月に何回かは実家に行っている。きょうも様子を見に行ったところ、なんと父ハム夫くんが自分からすすんで入浴したというのだ。
送られてきたムービー画像を見ると、父ハム夫くん(92歳)が湯船につかって「あ〜気持ちがえ〜」と本当に気持ち良さそうにしている。
この微笑ましいムービーを何度も見ていたら、あることに気付いた。
浴槽に入った父ハム夫くんの手に何かが握られている。よ〜く見たら、それは杖のようであった。
先日、介護業者でレンタルした杖で、初めて使った日からとても気にいっている杖である。
安定がよくて歩きやすいと言っていたから、お風呂場でも安全のために持って入ったのだろう。
風呂に入らなくなっていたのは、もしかしたら浴室で転倒のおそれがあるので自ら回避していたのかもしれない。
それなら浴室をもっと安全にすれば、もっと入浴する回数が増えるかもしれない。
妹U子と相談して、滑り止めマットを入れることにした。
さらに手スリもつけようと相談していたら、横から母チコちゃん(86歳)が「そんなもんいらん」と言ってきた。
最近どうも母チコちゃんは、介護関連について否定的で、なんでも反対してくる。自分の知らないところで事態が進展していくのが嫌なようである。
入浴に関しては後日さらに進展があった。
それは父ハム夫くん(92歳)の二回目のショートステイのこと。
一回目のショートステイでは拒否した入浴を受け入れたのだ。
もしかしたら、この日の自宅での入浴は、ショートステイでの入浴の予行演習のつもりだったのかもしれない。
ちなみに、この二回目のショートステイでは、食事も完食し、新聞を読んだりテレビを見たりして穏やかに過ごすことができたのだった。
この調子なら、今後のショートステイもうまくいきそうである。
そうそう、ひとつ確認し忘れたことがある。
ショートステイでの入浴時にも杖を持って入ったのだろうか、ということを。
第92話につづく
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posted by ODA-SAN at 09:00| Comment(0) | 日記
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