2017年09月04日

第21話「金融機関めぐり」

021.jpg

成年後見人になる必要がなくなったのでひと安心したのもつかの間、まだまだ金銭問題のあれやこれやが続く。
メインバンクの銀行の印鑑とキャッシュカード問題は解決したが、他にも複数の通帳やら証書が出てきた。信用金庫、ゆうちょ銀行、JAバンク等の通帳と、関連がハッキリしない印鑑も数本ある。
午前に一カ所、午後に一カ所と、確認作業のため数日間かけて金融機関めぐりをした。
親のものとはいえ、自分の口座ではないから、あやしまれる確率は高い。
そのために住民票、戸籍謄本、それに印鑑証明まで持参して準備万端の体勢でのぞんだのだった。もちろん運転免許証と、念のためパスポートも持って行った。
しかし、これらは全く必要なかった。
どこの金融機関からも、まったく提示を求められなかったのだ。
セキュリティ対策的にはいかがなものかと思いつつも、何のトラブルもなく親の通帳と印鑑の関連を確認できたのだから、良しとしよう。
当然のことながら、例の介護マークも首からぶらさげて各金融機関をめぐったのだが、どこのスタッフも全く気にもとめなかった。
これ、ホントに使ってる人っているんだろうか。
(第22話に続く)
(C)2017 ODAMANGA.com All Rights Reserved.
posted by ODA-SAN at 09:00| Comment(0) | 日記

2017年09月01日

第20話「成年後見人問題解決」

020.jpg

今回の第二次遠距離介護ツアーの目的のひとつに成年後見人問題解決がある。
前回の第一次遠距離介護ツアーで、父ハム夫くん(92歳)のメインバンクに行き、見当たらないハンコの改印届けと、紛失したらしいキャッシュカード再発行を依頼したら「ご本人でないと手続きはできません、成年後見人ならできますが」という反応で、ひきさがったままなのだった。
父にこの件を話しても何の返事もかえってこない。
他のことなら会話が成立するのに、なぜか金銭関連のことになると貝のように口を閉ざしてしまうのだ。
このままでは両親の生活費をひきだすのもままならない。
とにかく現状を打破するため、妹U子の運転するクルマに父を乗せ、三人でカープ銀行をめざした。
しかし、銀行の駐車場に着いたものの、父は銀行内には入りたくないようでクルマから降りない。
やはり成年後見人手続きをするしかないのか。
しかたないのでボクだけが銀行内に入りこれまでの経緯を説明すると、スタッフの答えは明快だった。
「それでは私が駐車場に行き、お父様の意志を確認します」とキッパリ。
そういえば前回の介護ツアーで来た時にも「駐車場まで来ていただければ」と言われたような気がする。こういうシチュエーションはよくあることなのかも知れない。
以下、駐車場での会話
銀「お父様のハム夫さんですか?」
父「…」なんとなくうなずく。
銀「改印届けとカード再発行されますか?」
父「…」なんとなくうなずく。
銀「はい、ご本人の意志を確認いたしました」
ボクと妹「えっ!?」
この後は、再び銀行内に入って手続き完了、メデタシメデタシ。
あれだけ成年後見人に関する本を何冊も読んで、大変そうだけどこれも父のためだ、やってやろうじゃないか〜と思っていたのに、あっけなく解決したのだった。
こうして複数の書類に署名やら捺印する間、例の介護マークが入ったホルダーをさりげなくカウンターに置いていたのだが、銀行スタッフはチラッと見ただけで何の反応も見せない。
ケアマネさんとの打ち合わせ時にもそうだったが、この介護マークは世間に浸透していないようであった。
(第21話に続く)
(C)2017 ODAMANGA.com All Rights Reserved.
posted by ODA-SAN at 09:00| Comment(0) | 日記

2017年08月31日

第19話「ノーマーク介護マーク」

019.jpg

ケアマネさんとの交渉も無事に進行し、めでたく介護サービスの契約手続きが終了した。
今後の具体的な流れの説明を受けた後、雑談モードになったときに、例のナニをテーブルの上に出したのだった。
それは、市役所の高齢者福祉課介護保険係で交付してもらった介護マーク
これから本格的に始まる介護生活で、ボクのやる気マンマンぶりを誇示してみたのだ。
どうだ!とばかりに、ふんぞりかえって鼻息を荒くするボク。
それに対して、ジッと黙り込んで介護マークを見つめるケアマネさん。
「それ何ですか?」と一言。
「えっ?」と、今度はボクが驚いた。
地元の介護業界人がこれを知らないなんて!
そういえば、介護マークを出してくれた市役所の窓口のスタッフも「ホントにコレを使う人がいるなんて…」みたいな、変な雰囲気だった。
もしかして、この介護マークは、一般には浸透していないのだろうか。
介護マークを見つめるケアマネさんは「これ私たちも欲しいわ〜」などと感想を述べている。
せっかくはりきって、どんなもんだいモードだったのに、萎えてしまうボクでした。
でも、せっかく入手したものだから、今回の介護ツアー中は首からぶら下げて活動することにしよう。
これをみた人々の反応がどんなものになるのか、こわいような、楽しいような、果たしてどうなるものやら。
(第20話に続く)
(C)2017 ODAMANGA.com All Rights Reserved.
posted by ODA-SAN at 09:00| Comment(0) | 日記

2017年08月30日

第18話「ケアマネと打ち合わせ」

018.jpg

今回の第二次遠距離介護ツアーのハイライトは、介護サービス利用に関しての、ケアマネジャー(略称ケアマネ)との打ち合わせである。
まずは初対面の挨拶をして、いただいた名刺を見ると、介護支援専門員と記してある。たぶんケアマネさんの正式名称なんだろう。それとも今回利用する事業所独特のものなのか、まぁそんなことはどっちでもいいので具体的な交渉に入る。
本来なら、実際に事業所に行って雰囲気を感じたりしたほうがいいんだろうが、今回は時間もないので小さなことには目をつぶって本交渉に入る。
何の交渉事でもそうだろうが、論点を明確にしてその解決法を探るということに尽きるだろう。
今回は、現状で困っている点を提示してそれをどうすればいいかという流れで相談を始めた。
ウチの両親の場合、母チコちゃん(86歳)、父ハム夫くん(92歳)、どちらも自力で動けるし、買い物も家事も食事も自分たちでなんとかやっている。
問題は、金銭管理がうまくできないこと、月に数度の通院が自分たちだけではできないこと、薬の管理があやふやなことだ。金銭管理は今回はおいといて、通院と薬をなんとかしようということで話を進めた。
具体的には、自分で薬を飲んだかどうかの判断がおぼつかないことが多いし、薬をどこかにしまいこんでしまい、探してもみつからない場合もよくある。母チコちゃんが飲む薬を父ハム夫くんが飲んだこともあるようで、そのあたりも心配である。
正式な用語でどういうのか定かではないが、通院同行サービスとお薬管理サービスだ。
費用は、母は一割負担、父は二割負担ということだった。これは年間所得によってこうなるらしい。
時間もないことだし、契約書に何カ所かサインと捺印の作業を黙々とする。
契約者(介護サービスを受ける人)名の欄に、思わず自分の名前を書いてしまい、あわてて訂正印をペッタン。
(第19話に続く)
(C)2017 ODAMANGA.com All Rights Reserved.
posted by ODA-SAN at 09:00| Comment(0) | 日記

2017年08月29日

第17話「小規模多機能型居宅介護」

017.jpg

今回は地域包括支援センターのサイトから「介護サービス利用」pdfをあらかじめダウンロードして、しっかり予習の後に地域包括支援センターの門をたたいた。
「たのも〜っ!」って実際には門はないので、自動ドアの向こうのカウンターに歩を進める。
まずはもうおなじみの地域包括支援センターTさんに、父母の介護サービス利用の相談する。
彼とは、実際に会うのはまだ数度だが、電話ではわりと頻繁に話しているので、もうお馴染みさんである。
例によっていろいろ説明していただいたのだが、小規模多機能型居宅介護がよいのではということだった。
ショーキボタキノーガタキョタクカイゴ?」あらかじめ予習してきたので、すぐに脳内で「小規模多機能型居宅介護」と漢字変換出来たのだった。
なにやら早口言葉の例題のようでもある言葉の響きだ。
小規模多機能型居宅介護というのは、訪問、通い、宿泊の3パターンのサービスを利用することができるのだそうだ。実際のところ、それがどのくらいよいことなのか実感はないが、とにかくそのセンでいきましょうと宣言してしまった。
ここまでが地域包括支援センターの活動範囲で、次のステップは事業所との交渉になる。
いくつか候補をあげてもらった中から、事業所を選んだ。
次回はいよいよ介護支援専門員との打ち合わせになる。介護支援専門員とは、いわゆるケアマネジャーさんのことで、介護サービスの具体的なプランを立てたりする専門職の人だ。予習してきたおかげで順調に話が進む。
なんか今回は有意義な情報がある、マジメな介護ブログみたいになってしまいました。
いや、それほどでもないですね。
(第18話に続く)
(C)2017 ODAMANGA.com All Rights Reserved.
posted by ODA-SAN at 09:00| Comment(0) | 日記